【カナダ高校留学】日本とどう違う?高校初日にやる意外なこと

高校留学
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カナダの高校と日本の高校の一番の違いは、それはズバリ授業の取り方です。

日本の高校では、クラスごとに時間割が決まっていて、クラス全員が同じスケジュールで授業を受けます。一方、カナダの高校には「クラス」という概念がありません。まるで日本の大学のように、自分で必修科目と選択科目を組み合わせて時間割を作ります。 そのため、登校時間も人それぞれで、放課後の過ごし方も全く違います。ホームルームのような時間もないため、最初は少し戸惑うかもしれません。

履修登録ってどうやるの?

学校初日にやる「履修登録」は、カナダでの高校生活の第一歩。留学生担当のカウンセラーやアドバイザーと話し合いながら、卒業に必要な単位や、興味のある授業について相談して自分で時間割を組み立てていきます。留学生の場合、留学前に事前にメールで希望を出す場合もあります。

カナダの高校ではリニア制とセメスター制があります。          リニア制は1年間を通じて8科目を学習する制度で、日本の学習システムに似ています。セメスター制は前期に4科目、後期に4科目という形で分けて勉強していきます。

娘が通っている州では、セメスター制を導入していました。これは、半期(約5ヶ月)で一つの科目を終えるシステム。例えば、前期で数学、理科、体育、美容師を、後期で社会、英語、デジタルデッサン、クッキング、といったように、半期ごとに新しい授業がスタートします。

どんな授業が受けられるの?

カナダの高校では、選択科目が非常に専門的になるのが特徴です。これは、高校までが義務教育で、卒業後すぐに就職する生徒も多いため。日本の専門学校のような授業が、高校で受けられるんです。

例えば、

自動車工学:体育館のような広い教室に車が何台も置かれていて、実際に車の修理方法なども学びます。

溶接:専門的な技術を身につける授業です。

美容師:一人一台マネキンを使って、カットやカラー、パーマのかけ方など美容師としての技術を学びます。

このように、自分の興味や将来の夢に合わせて、より実践的な知識やスキルを身につけることができるのが魅力です。

カナダの高校で学ぶメリット・デメリット

メリット

自由度が高い:朝が苦手なら午後の授業を中心に組んだり、午前中にアルバイトを入れて、午後は学校に行ったりすることも可能です。

学習意欲が高まる:自分が本当に興味のあることを学べるので、授業への関心が高まります。

デメリット

自己管理が必須:日本の高校のように担任の先生が細かくフォローしてくれることはありません。カナダの高校を卒業するには、州によって定められた卒業に必要な単位(例:30単位)を取得する必要があります。もし出席日数が足りなかったり、テストの点数が悪かったりして単位を落としてしまうと、次の年に下の学年の生徒と一緒に授業を受け直さなければなりません。

友達作りに苦労するかも?:毎日同じクラスメイトと顔を合わせる日本の高校と違い、授業が被らなければ全く会わない生徒もいます。特に留学生にとっては、積極的に声をかけていく努力が必要です。

どうやって友達を作る?

クラスがないカナダの高校で友達を作るには、自分から行動することが大切です。

授業中のグループワークを活用する:授業によってはグループで課題に取り組むこともあるので、積極的にコミュニケーションを取り、授業後ランチを誘うなど自主的な行動が大事です。

クラブ活動に参加する:カナダの高校には、日本の部活とは少し違う、さまざまな「クラブ」があります。野球、アメリカンフットボール、チェスクラブやディベートクラブ、ボランティアクラブなど、共通の趣味を持つ仲間を見つけやすい場所です。

ただ、クラブ活動は18時や19時集合の場合もあります。一度自宅に戻るなら、再度自分で自転車で行くか、ホストファミリーに車で送ってもらわなければなりません。

娘の場合、授業後スクールバスで家に戻り、再度19時ごろにホストファミリーに送ってもらい、帰りはクラブチームの同級生に家まで車で送ってもらっていました。(バトミントンクラブでしたが、体育館の使用順番により遅い時間からだったようです)

 

 

カナダの高校は、自分で考えて行動する力が求められます。大変なこともありますが、その分、たくさんの経験と成長を得られるはずです。

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