14歳娘がカナダ留学へ飛び立つ日

高校留学

とうとうこの日が来てしまいました!マンション前ではお友達たちがお別れを言いに来てくれました。そして家族で成田空港へ出発しました。

娘と7ヶ月間も会わずに私は大丈夫なのだろうか、不安と悲しい気持ちを心の中に抑えて、笑顔で見送ろうと思いましたが、、搭乗ゲートまで来ると涙は止まりませんでした。

不安な気持ちや涙を全く見せなかった娘が、いざお別れになった時に泣き出したからです。頑張ってね、でもいつでも戻ってきていいよ、と言いながら娘を送り出しました。

しかし、、、この後予想もしない事態が起こりました。

成田から9時間の飛行後、到着したバンクーバー空港での乗り換えで、スーツケースが紛失したのです。(通常はバケッジスルーですが、コロナ禍の為バンクーバーで一度荷物を引き取らないといけなくなりました)

結果的には出てきたのですが、荷物探しに数時間取られ、コロナ検査、入国審査の長蛇の列の最後尾に並ぶことになってしまったのです。乗り換え時間は5時間半ありましたが、コロナの影響で職員は少ない上、検査が厳しく、娘は乗り継ぎに間に合わない可能性が出てきてしまったのです。

英語が話せない娘は乗り遅れるかもしれないという不安と恐怖で泣いていました。私は日本人を探して頼りなさい、と言いましたが、娘は日本人がいない、、人もあまりいない、、誰を頼ればいいかわからないと、シクシク泣いていました。

海外は子供に優しいから、大人にヘルプを求めなさい、「私は14歳で英語がほとんど話せないから、助けてください。」と言いなさいと伝えました。

しかし、しくしく泣く娘には誰も気づかず、係員にがんばって話しかけても、何かひとこと言って忙しそうにどこかに行ってしまったようでした。娘は比較的背が高いので、あまり幼くみられないのかもしれません。

文明の利器

なんとかコロナ検査、入国審査をくぐり抜けたときには、もうボーディングタイムの30分前。

この乗り継ぎ時間の5時間半、娘と私はずっとスマホで繋がっていました。娘が充電器をいくつか用意していたようです。

ここからどうやって、乗り継ぎゲートへ行けばいいか全く分からない娘。

私は娘が入国審査等手続きをしている最中に、Zenlyで娘の位置を調べ、バンクーバー空港の地図をみながら乗り継ぎゲートへの最短ルートを調べました。Zenlyはほとんど使ったことがなく、娘のカナダ留学を期にインストールしました。(現在はZenlyは終了しています)

本当にZenlyは素晴らしく、スマホの地図上で娘のアイコンが時速6kmで走っているとか分かるのです。スマホで連絡を取りながら、「もう少しまっすぐ行くとスタバが見えるから、そこを左に曲がって。」と娘の位置を確認しながら、道案内してあげられるのです。逆走していれば、すぐに分かるので、タイムリーで指示ができます。娘はスーツケースを持ちながら必死で走っているので、地図を確認しながら走る余裕はなく、私の声を頼りに全速力で走っていました。

そして、荷物を預けて、搭乗ゲートへ。ボーディングタイムの5分前に到着しました。

本当に本当にほっとしました。日本は夜中の3時頃だったと思いますが、私がスマホで大声で娘に指示を出していたので、主人も息子も心配で起きてきて、ずっと見守っていました。

娘も本当にホッとしていました。

そして、無事乗り継ぎの飛行機に乗り、目的地に到着しました。迎えに来ていたホストファミリーと合流し、やっと心から安心したようです。ホストファミリーの自宅へ向かう車の中で、ぐっすり寝ている娘の写真をホストマザーがメールで送ってきてくれました。

私にとっても本当に本当に長い道のりでした。娘の状況がスマホによって詳細にわかるので、娘の助けになれて本当に良かったと思いました。娘も後日、ずっとお母さんと繋がっていたから、心が折れることなく勇気を持てたと話していました。文明の利器に感謝です。

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